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【海外の教育風景】アメリカ・イギリスなどの先進国では小学生のプログラミング教育が当たり前!?

2020年から日本でも小学校でのプログラム教育が必修化され、プログラミングの基礎知識を学ぶことになります。なぜプログラミング教育が必要なのか?を、世界の教育事情を含めてご紹介します。

なぜプログラミングが必要なの?

新しい学習指導要領が発表され、小学生のプログラミング教育が必修化されました。子どもたちはコンピューターの操作を通してプログラミングの基礎知識を学ぶことになります。プログラミングというと、将来プログラマーになりたい子だけが必要なんじゃないの?と思う方も多いのではないでしょうか。プログラミング教育で期待されていることは、プログラムを書けるようになることではありません。プログラミングは、どのような動きを行いたいのかをプログラミング言語を使って作成します。意図した通りに動かなかったら何が問題だったのかを確認し、どうすれば動くかを考えることになります。この一連の流れが、子どもたちの論理的思考力や問題解決能力を育てることにつながると期待されています。

海外のプログラミング教育事情

海外においても、アメリカやイギリス、アイルランドなどでは、既に小学生のうちからのプログラミング教育が積極的に行われています。アイルランドで発足したプログラミング教室は、今では日本を含め世界に広がり、子どもたちがプログラミングに接する機会を増やしています。イギリスは国の政策としてプログラミング教育に取り組んでおり、週に1回プログラミングの授業が行われています。アメリカでは、プログラミング教育を推進するNPO法人が活発に活動しています。フィンランドやエストニアなどでも、小学生からプログラミングを必修化するなど、世界各国で、プログラミングを学ぶ機会が増えています。論理的思考や問題解決能力を育てるとともに、将来IT業界で活躍する人材育成などの目的も含まれているものと考えられます。

人気急上昇!プログラミングの習い事

プログラミング教育の必修化に伴い、日本国内では小学生を対象としたプログラミング関連の習い事が人気を集めています。
小学生用のプログラミングの習い事については、プログラミング言語をコンピューターに入力して行う本格的なプログラミングではありません。イラストや指示内容のテンプレートが用意された画面で、指示の内容を組み合わせて、イラストを意図したとおりに動かしたりするものです。他にも実際のロボットを組み立てることからスタートして、コンピューターと連動させ、ロボットを動かしてみるものなど、楽しみながら学べるものがたくさんあります。意図した通りに物が動くことへの楽しさを通し、単純な動きから複雑な動きへとステップアップすることで、自然にプログラミングに必要な考え方を学んでいけるのが魅力です。